海の水を全部沸かすな(猛烈にではなく賢く)
猛烈に働くのではなく賢く働く。あなたの抱えている問題に関するデータも、分析したほうがいいこともそれこそ山のようにある。その大部分を無視することだ
作者がこの本を書いた目的は「ビジネスの効率や効果をもう少し向上できないかと悩んでいる人に、新しい有益なスキルを伝えることである」とあります。
自分にとって必要だなと思った部分を抜き出して、自分なりの解釈をしていきたい思います。
参考になるかたも多いと思います。ちょっと耳がイタイかもしれませんが・・・・
先日、書店に行ったとき偶然見つけて、以前からマッキンゼーについて興味を持っていたので買って読んでみました。
この本にはマッキンゼー式のビジネスの問題のとらえ方や解決方法が書かれており、副業でネットビジネスを始めたばかりの私とは別世界のことなのですが、この本の内容で今の自分に使えるところはないか、今の自分に必要なことに置き換えられないかと考えながら読みました。
作者がこの本を書いた目的は「ビジネスの効率や効果をもう少し向上できないかと悩んでいる人に、新しい有益なスキルを伝えることである」とあります。
自分にとって必要だなと思った部分を3ヶ所抜き出して、自分なりの解釈をしていきたい思います。
では、ひとつ目
海の水を全部沸かすな(猛烈にではなく賢く)
猛烈に働くのではなく賢く働く。あなたの抱えている問題に関するデータも、分析したほうがいいこともそれこそ山のようにある。その大部分を無視することだ「海の水を全部沸かすことはない」 というのはすべてを分析しようとなんてするな という意味だ。 選択能力を持て、 自分のしていることに優先順位をつけろということ。 「これで十分だ」という時点を見極め、そこでやめる。 そうでないと膨大な時間と労力をかけてささやかな成果しかあげられない。 大海の水を残らず煮つめてほんのひとにぎりの塩を得るように。
クライアントへのプレゼンテーションを直前にひかえたマッキンゼー人はとにかく全てのデータを分析してプレゼンテーションにのぞもうと考えるようです。
優秀で勤勉なマッキンゼー人は長期出張や徹夜などの長時間労働が当たり前だと書かれています。
やることは山のようにあり、そしてそれをやろうとしてしまうということではないでしょうか。
今の自分にあてはめて考えてみると、副業を始めたばかりのわたしにはやることたくさんあってどこから手をつけたらいいのかわからない状態だったりします。
この山のようにあるやらなくてはいけないことに優先順位をつけて優先順位の高いほうから手をつけていく。
そして優先順位の低いことは後回しにするか、やらないことにする。
とにかく優先順位の低いことには手をつけないことが重要である。
そしてこの優先順位であるがこれにはちょっと気をつけなければならない。
「やりたいこと」ではなく、「やらなくてはいけないこと」の順位だということ。
無意識のうちに「やりたいこと」の順位になっていないだろうか。
私はすぐこれをやってしまう。
常に自分に問いかけなくてはいけない。
「今、自分はやりたい順に手をつけていないだろうか」
今、目の前に「SEOについて学ぶ」「ASPに登録する」「ブログ記事を書く」という3つの作業があるとしよう。
とりあえず、SEOについてネットで調べてみようと思ったら、「今、自分はやりたい順に手をつけていないだろうか」と自問してみよう。
自分にとって必要なこと、優先順位の高い作業はブログ記事を書いて記事数を増やすことかもしれない。
ブログ記事を書くことに比べたら、SEOについてネット記事を読んでいるほうが楽だから無意識に「SEOについて学ぶ」を選んでいるのではないか。
「ネットでSEOについて調べているのだから自分はしっかり作業している」と言い訳してしまっているのではないかと自分を疑ってみる必要がある。
とにかく大量にあるやらなくてはいけないことに優先順位をつけて重要なものから消化してゆく。
優先順位は「やらなくてはいけない順」ではり「やりたい順」であってはいけない。
常に自分で自分を監視していなくてはならない。
ふたつ目
キードライバーを探す(確信をつかむ)
ビジネスを左右する原因はたくさんある。その中でも最も重要なもの、すなわち「キードライバー」に注意を集中すること「キードライバー」に焦点を絞るということは問題全体をひとつひとつの部分、1つ1つの層に分解するのではなく、確信に向かって掘り下げることである。 そうすれば事実に基づいた徹底的な分析をそれが最も有効なところに加えることができる。 袋小路に追い込まれないで済むのである。
ビジネスを左右するもっとも重要なものを「キードライバー」という言葉で表現している。
「キードライバー」とは今このビジネスを成功させるために自分が一番やらなくてはいけないことだと思う。
自分が一番やらなくてはいけないことを探してそれについて掘り下げて考えて作業に力をそそぐということではないか。
ブログ記事を書くのが今の自分にとって「キードライバー」だとすれば、とんな記事を書くのがいいのか考えたり、リサーチしたりする。
自分が書こうとしている記事のテーマや内容は読者の役に立つだろうかと考えてみる。
いつも参考にしているブログやお気に入りのブログはどんなテーマを扱っているのか。記事はどういうふうに書かれているかあらためて読みなおしてみる。
そして実際にブログ記事を書いていく。他の作業はやらない。ブログ記事を書くことに全力をそそぐ。
こういうことではないかと思う。
最後、みっつ目
低い枝の実をとる(成果はすぐに提示する)
問題解決のプロセスの途中でまだ問題は全体としてはとけていないのに、いかにも容易に勝ち取れそうな、すぐにも改善が見込めそうなチャンスが浮上してくることがある。 そういうチャンスはすぐにつかむこと。それはあなたのチームにとっても小さな勝利になる。 士気が高まるしひょっとして見ているかもしれない誰かにあなたが有能であり本気で仕事をしていることを示して信用を高めることになるこの原則の真価は長期的な関係において顧客を満足させることである。顧客とはあなたの商品を買う人でも、あなたのサービスを求めるクライアントでも、あなたの上司でもありうる。 それが誰にしろ その人を喜ばせること。あなたにとってその人が何にも優先すると知らせておくことに損はない。
これに関してはかなり自分なりの解釈になってしまうが「低い枝の実」は自分のためにではなく、他人のためにとるべきたと考えよう。しかも「低い枝の実」を見つけたらずぐに。
小さなことでもいいので価値あるコンテンツを提供していくようにしたい。
ブログ読者にとって有益と思うネタを見つけたとする。
そのとき「時間をかけてゆっくりリサーチして考えをまとめてアップしよう」と考えてはいけないということではないか。
良いネタを見つけたらできるだけ早く記事を書いてブログにアップする。
時間をかけてリサーチしてからのほうがいい記事になるのではないかと思うかもしれないが、おそらくその考えはまちかっている。
なぜならリサーチしてより良い記事ができる確率より、記事自体が完成しない確率のほうがはるかに高いからだ。
記事の執筆を引き伸ばしているとだんだん書くのがめんどうになってくるし、時間がたつと他のことに心が占領されてしまって書こうと思った記事のことなど忘れてしまうだろう。
これはあくまでも私のことについてであるが、読者のみなさんの多くも私と似たりよったりなのではないか。
読者にとって有益なブログ記事なら記事があがらないより、完成度が低くてもブログに上げたほうがいいと私は考える。
後日、より充実した内容の記事が書けるならそのときはもう一度、前回の記事の完全版、もしくは増補版としてアップすればいい。追記でもいいと思う。
かなり自分勝手な解釈で書きすすめてきてしまい、この書籍本来の内容とかなりはずれてしまった感があるが、思いあたるところがあるかたもいるのではないだろうか。
<私なりのまとめ>
1 やらなくてはいけないことに優先順位をつけて重要なものから消化してゆく。
優先順位は「やらなくてはいけない順」ではり「やりたい順」であってはいけない。
2 最重要課題を探して、見つけたらそれについて掘り下げて考えて、その課題に注力しよう。
3 小さなことでもいいので価値のあることを発見したら、なるだけ早くまわりの人に提供しよう。
常に自分自身を監視してこれらができているか確認すること。
目を離すとずれたことを始めてしまうので自分を信用してはいけない。
以上、自分に向けて書いた部分が多いが参考にできる箇所はどうか取り入れてみていただきたい。